熊本市域内でカーボンフリー電力を地産地消／スマートエナジー熊本株式会社

この度、指定都市 自然エネルギー協議会の活動の一環として、当協議会の準会員である熊本市の地域新電力のスマートエナジー熊本株式会社にインタビューを実施しました。
インタビューでは下記の様な、同社の自然エネルギーの普及・拡大に向けた取組等を取材しております。

――貴社の自然エネルギー普及・拡大に資する事業を簡単にご紹介ください。
　当社は熊本市との長期間の連携協定に基づき、熊本市内東西２ヶ所の清掃工場が発電する、環境価値が高い電力を熊本市市有施設へ供給しています。また再生エネルギーの電力比率を向上させるべく、市有施設への太陽光発電設置も推進しています。
　そしてその電力を効果的に使用し、かつ防災力を向上させる取組として、防災機能の大きい市有施設へ蓄電池の導入を進めています。更に、その電力の効果的な使用を推進すべく、市有施設の空調機器を遠隔で制御する等の省エネ事業や、水道施設におけるデマンドレスポンスの実施といった需給調整力の供出にも力を入れています。

　一方、熊本市を核とした18市町村で構成する熊本連携中枢都市圏として、2050年の温暖化効果ガス排出実質ゼロを宣言しており、これを実現するための構成自治体による先導的取組等が数多く検討されています。こちらに対しても、当社は微力ながら協力しております。

他にも「熊本市の公共施設への電力供給」「再エネ発電以外に、再エネ有効活用・省エネ・電力需給最適化や、防災力強化に資する設備の設置及び運用の災害時のメリット」について詳しく伺っております。

会社概要：

熊本市中央区に所在するスマートエナジー熊本株式会社は、JFEエンジニアリング95%・熊本市5%の出資にて、2019年4月より電力の地産地消や電力使用の最適化を中心とした地域エネルギー事業を開始しております。その先進的な取組は、2020年度の環境白書にも取り上げられました。

指定都市 自然エネルギー協議会には、事業パートナーである熊本市環境局　温暖化エネルギー推進室のご紹介で加入しました。
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全文は指定都市 自然エネルギー協議会に入会後、お読みいただけます。
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